神奈川県秦野市の関野小児科内科クリニックです。秦野駅南口より徒歩5分。

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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
ノロウイルスを正しく知ろう

 このところ、毎年ウイルス性の病気が話題になっています。おととしはSARS(サーズ)、昨年は鳥インフルエンザ、そして今年はノロウイルスによる感染性胃腸炎です。

 今話題のノロウイルスは新しいウイルスではありません。集団感染の胃腸炎患者から検出された1968年のノーウォークウイルスの報告以降、小型球形ウイルスあるいはノーウォーク様ウイルスと言われていたものが、2002年の国際ウイルス学会で正式名称としてノロウイルスになったのです。

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は毎年冬に流行するごく普通の病気です。インフルエンザ検査のような簡易検査がないので、ノロウイルス胃腸炎と確定されないだけです。症状としては、24から48時間の潜伏期間のあと、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などが出現しますが、数日続いて治ります。発熱も見られることがありますが、多くは軽度です。治療は抗ウイルス薬がないので、吐き気や嘔吐には吐き気止め、下痢には整腸剤などが使われます。脱水にならないように水分補給が大切で、強い脱水には輸液が必要になります。

 ノロウイルスは感染力が強く、経口感染します。患者の便や吐物にウイルスが大量に含まれるので、多くは便や吐物から感染していると思われます。患者からの直接感染もあるといわれています。食品を取扱う方が感染した場合や、汚染された貝類を生で食べた場合は食中毒になります。老人施設での集団感染は食品を介するより、ヒトを介した接触による感染でしょう。免疫の低下している高齢者は感染しやすく重症になりやすいので、亡くなられた方が出たのだと思います。

 予防の基本は手洗いの徹底です。患者の吐物や便を処理する場合にはマスクや手袋を使い、塩素消毒をすることがよいといわれています。いたずらに心配するのではなく、正しい知識を持ってこそ適切な対応ができるのです。

2005年1月16日


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