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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
危険な夜ふかし

 深夜のコンビニに小さい子どもの姿があっても、もはや珍しくなくなってしまった。24時間化した社会と、親の身勝手が子どもたちの睡眠を奪っている。そんな状況に警鐘を鳴らしているのが、今回紹介する本『「夜ふかし」の脳科学』(中公新書クラレ194、中央公論新社)である。著者の神山潤(こうやまじゅん)先生は私の出身大学の小児科の先輩で、小児神経学の専門家である。

 日本の子どもは世界で一番夜ふかしである。2004年発表の2歳半時点での生活習慣調査によると、夜10時以降も起きている幼児は43.9%である。1998年の東京都養護教諭研究会の調べでは、就寝時刻が午前0時以降の割合は、小学校4年で8%、小学校6年で20%、中学校1年で43%、中学校3年で81%である。

 人間の脳にある生体時計は、24時間より少し長い周期で、睡眠覚醒、体温、ホルモンなどの生体現象のリズムを刻んでいる。そして、人間は無意識のうちに生体時計を地球の周期24時間に同調させている。この同調に最も効果があるのが、朝の光を浴びることである。

 ところが、夜ふかしが続くと、生体時計の周期が地球の周期24時間からずれていき、さまざまな生体のリズムが乱れた、慢性の時差ぼけ状態になる。また、夜ふかしは睡眠不足を引き起こす。その結果、疲労感が増したり、活動性や学力が低下したり、イライラしたりキレやすくなったりする。

 子どもが健やかに眠れる環境を整えることは、大人の義務であり、責任である。著者は2001年に「子どもの早起きをすすめる会」を作り、「早起き、早寝、朝ごはん」の実践を訴え続けている。この本を通じて、多くの方に子どもの睡眠の大切さを知って行動を起こしていただきたいと私は思う。
(子どもの早起きをすすめる会:http://www.hayaoki.jp)

2006年3月21日


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