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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
発疹に厳しすぎる保育園

 例年夏になると、皮膚の発疹のために来院する子どもが増えてくる。今年特に気になったことは、わずかの発疹を保育園で指摘されて、受診する子どもが少なくないことだ。

 その代表的な例が水いぼ(医学用語では伝染性軟属腫)である。水いぼがつぶれると、増えたウイルスが周囲の皮膚に広がったり、直接接触によりほかの子どもにうつったり、タオルやビート板から間接的にうつったりする。そのために水いぼがあるとプール禁止という保育園が多い。治療はピンセットでつまみ取ることが一般的だが、子どもが泣いて動くので大変だ。自然に治ることもあるので、取ることをしない医師もいる。

 問題なのは、よく見ないとわからないような小さな水いぼをわざわざ見つけて、プールに入れないから水いぼを取ってもらうよう親に指示している保育園があることである。小さいので取る必要がないと言うと、親が困ってしまうので、取るようにしている。しかし、園児のことを考えると、感染性の低い小さな水いぼをあえて見つけ出す必要はないと思う。

 また、夏かぜの手足口病も今年は比較的多かった。特に手足の発疹は目立つので、保育園ではチェックされやすい。熱がなくて元気でも、発疹が2−3個で小児科受診をすすめられる。そして、保育園によっては手足口病が治ったことの証明書が必要だという。

 確かに手足口病は学校伝染病第3種になるので、医師により伝染のおそれがないと認められるまでが出席停止期間となる。しかし、ウイルスが数週間も便中に出るので、発疹があっても感染防止のために登園登校を停止する必要がないことは小児科医の常識である。

 保育園が園児のことをよく観察することはわかるが、皮膚の発疹について厳しすぎる対応は困ったことだと思う。

2007年8月23日


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