神奈川県秦野市の関野小児科内科クリニックです。秦野駅南口より徒歩5分。

【携帯サイト】携帯の方はこちら
神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
トップページ
お知らせ
診療案内
院長紹介
院長コラム
ミニ知識
交通アクセス
リンク
更新履歴

関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
ノロウイルスと経口補水療法

 インフルエンザに先を越されたが、12月初めから感染性胃腸炎の流行が始まった。症状は、突然始まる強い嘔吐、頻回の水様下痢、38℃程度の発熱である。子どもも大人もかかっており、ノロウイルス性胃腸炎だろう。

 ノロウイルスはウイルスが100個以下の少量でも感染する。患者の便や吐物には大量のウイルスが含まれており、感染が広がりやすく、家族内発生が多いのが特徴だ。嘔吐物や下痢便を処理するときにウイルスが手に付いたり、乾燥して浮遊したウイルスを吸い込んだりして家族で感染する。子どもが嘔吐と下痢で来院したら、1〜2日後には親や兄弟が同じ症状で来院することが多い。

 胃腸炎の治療で大切なことは脱水の治療である。軽度脱水の方には水分と電解質を与える必要があるため、この冬から大塚製薬のOS-1(オーエスワン)という経口補水液を勧めている。これは脱水状態の方用の飲物として厚生労働省許可を受けている。スポーツドリンクと比べると、ナトリウムが多いので塩辛く、糖が少ないので甘くない。大人の患者さんの話では、脱水の時には体が塩分を欲しているためか飲みやすいのだそうだ。従来から勧めていた赤ちゃん用イオン飲料は電解質が多めで使えるが、スポーツドリンクはナトリウムが少なく、糖が多いのが問題である。

 子どもが吐いていると、外来で点滴を希望する親がいる。乳幼児では点滴が難しいこともあり、全身状態をみて総合的に判断している。吐気止めの坐薬を使い経口補水液を飲ませることで、対応できる例が多い。経口補水療法は、特別な器具や技術も不要で、生理的な方法で水分と電解質を補給できることから、家庭でのケアとして広まっていくだろう。  

2007年12月25日


↑院長コラムトップ】 【←back】 【next→