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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
ムンプス難聴に注意

 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、幼児期に多く見られるポピュラーなウイルス性疾患である。耳の下の唾液腺である耳下腺が腫れて痛いのが特徴で、片側だけの腫脹の場合もある。おたふくとは、しもぶくれの福々しい顔の女性のことだが、耳下腺が腫れた様子がおたふくに似ているのだろう。英語名のムンプス(mumpus)もふくれっつらという意味だ。通常は1週間程度で耳下腺の腫れが消えて治癒する。

 なかには合併症が見られる場合がある。有名なものは精巣炎である。男性不妊症を心配する母親がいるが、小児では精巣炎はほとんどない。成人男性では合併が25%ぐらいだが、それでも不妊症はまれである。むしろ合併症としては髄膜炎のほうが多い。髄膜炎は症状が高熱、頭痛、嘔吐であり、怖そうな名前だが、大部分は後遺症なく治る。

 ところが、おたふくかぜの合併症のひとつである難聴(ムンプス難聴)がこれまでいわれていた以上に多いという新聞記事(平成19年12月28日朝日新聞朝刊)を読んで驚いた。記事によると、従来1.5〜2万人に1人と考えられていたムンプス難聴が、近畿地方の小児科医のグループの調査では千人に1人ぐらいであった。しかもムンプス難聴は早期であっても治療法はないという。手元にある小児科の教科書では、まれに難聴を合併すると書かれているのみであったが、まさに私の知識もこの程度であった。

 ムンプス難聴の予防はワクチン接種のみである。正しい知識を伝え、おたふくかぜワクチン希望者が増えるよう努めていこうと思う。  

2008年2月1日


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