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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
ヒブワクチンへの期待

 インフルエンザ菌b型(Hib:ヒブ)は小児の細菌性髄膜炎の原因として最も多い細菌である。全国で年間500人がかかり、死亡が20人、後遺症が100人に残ると推定されている。年齢では2歳以下が多い。

 髄膜炎の子どもは発熱で医療機関を受診するが、実際には早期に髄膜炎と診断することは困難である。確かに嘔吐は髄膜炎でよく見られる症状だが、胃腸炎のほうが圧倒的に多く、区別できない。乳児では症状が乏しく、機嫌が悪い、なんとなく元気がない程度のこともある。早期に発見して治療するのではなく、予防することが必要だ。

 そこで期待されるのがヒブワクチンである。すでに世界100か国以上で使われており、髄膜炎患者が激減している。ようやくこの12月から日本でも接種が可能になる。標準としては2か月から7か月未満で接種を開始し、4〜8週間隔で3回接種と1年後の追加接種である。ただし、7か月以上12か月未満の開始では、4〜8週間隔で2回接種と1年後の追加接種、1歳以上5歳未満の開始では1回接種である。DPTワクチン(三種混合ワクチン)と同時接種も可能である。

 勧奨されていないが定期接種である日本脳炎ワクチンとヒブワクチンを比べる。日本脳炎患者は西日本を中心に年間10人程度発生し、しかも免疫の低下した高齢者主体である。患者数からみて、小児にとってどちらのワクチンの必要性が高いかは明らかであろう。

 残念ながら、任意接種のため1回当たり7000円くらいが自己負担となる。しかもフランスからの輸入品なので数量が少なく、限られた希望者のみの接種である。しかし、ヒブワクチンに対し期待したい。少子化の時代なので、子どもたち全員が受けられる定期接種になってほしいと願っている。

2008年12月1日


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