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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
赤ちゃんを生活習慣病から守る

 低出生体重児とは、出生体重が2500g未満の赤ちゃんのことをいう。生活習慣病というと肥満のイメージなので、低出生体重児とは無関係に思える。ところが、生活習慣病は胎児期にはじまるという説があり、低出生体重児と生活習慣病が大いに関係があるという事実を最近知って、大変驚いた。

 1980年代後半に出された論文によると、胎児期に低栄養であった子は、成人後に糖尿病、高脂血症、高血圧などが起こりやすく、心血管障害による死亡率が高いという。胎児は栄養が不足すると、子宮内での発育が遅れるだけでなく、代謝やホルモンなどが栄養不足に適応した状態に変化する。この変化は遺伝子レベルで起きるので、低体重で生まれた後も続いていく。その結果、成人になり栄養のとりすぎが起こると、生活習慣病が発症すると考えられる。

 日本ではこの20年間で新生児の平均出生体重が200g低下し、低出生体重児の割合が2倍の9.5%になったというデータがある。確かに、双子や三つ子などの多胎や、喫煙、高齢出産の関係もあるだろう。しかし、女性のやせ願望が強く、妊娠中も体重を抑えすぎていることがこれらと大きく関係しているといわれる。実際、やせ女性は、低出生体重児を出産する率が高い。

 低出生体重児が生活習慣病を発生する仕組みや予防法などの研究が、今後期待されている。しかし、急ぐべきことは、生まれてくる赤ちゃんの未来のために、妊娠中は十分に栄養をとることが大切であることを、やせ願望の女性に広く知ってもらうことである。「小さく産んで、大きく育てる」は過去のことばである。

2009年10月1日


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