神奈川県秦野市の関野小児科内科クリニックです。秦野駅南口より徒歩5分。

【携帯サイト】携帯の方はこちら
神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
トップページ
お知らせ
診療案内
院長紹介
院長コラム
ミニ知識
交通アクセス
リンク
更新履歴

関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
予防接種後進国

 日本は主要先進国G8加盟国のひとつだが、予防接種に関しては後進国であることはご存じだろうか。ロシアを除いた先進国で定期接種になっているが、日本では任意接種であるのが、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンである。前の二つは、世界保健機構WHOが積極的に接種を勧めているワクチンである。また、ポリオワクチンについては日本では経口ワクチンだが、他の国では注射で接種するワクチンという違いがある。

 実際に乳幼児がいるお母さん方なら、どうやったらそんな多くの種類のワクチンが受けられるのか疑問に思うだろう。キーワードは混合ワクチンと同時接種である。例えばアメリカでは、2,4,6か月児にDPT三種混合ワクチン、ポリオワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンを腕やおしりなどに同時に接種する。また、日本では麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)となっているが、他の国では、さらにおたふくかぜワクチンを加えたMMRワクチンである。その上、米国、カナダ、ドイツでは水痘ワクチンも定期化されているので、MMRに水痘も加わったMMRVワクチンも使われる。

 任意接種では原則自己負担となるので、接種率は低い。おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンで30%程度ともいわれるが、1回接種なので、負担は比較的大きくないだろう。しかし、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは標準的な接種では、各4回接種となるので、負担はかなりのものである。公的補助金は子ども手当の現物支給のひとつとして検討に値する。

 そのあとのステップとして、定期接種化へと進んでほしい。MRワクチンの中学生高校生の接種が終わった後にその予算を使えるのではないか。一方ワクチンの効果よりも副反応に対して日本人は過剰に心配をするという専門家の意見もある。予防接種制度も国民の意識も先進国並みになる必要があると思う。

2010年8月1日


↑院長コラムトップ】 【←back】 【next→