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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
かぜ薬について知ってほしいこと

 朝晩の冷え込みとともに、今年もかぜの季節がやってきた。かぜ(医学用語ではかぜ症候群)とは、咳、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、発熱、頭痛などを症状とする、主にウイルス感染による上気道(鼻やのど)の炎症である。症状が似ていてもインフルエンザはかぜ症候群とは別である。ノロウイルスなどによる胃腸炎は、上気道の炎症でないのでかぜ症候群には当てはまらないはずだが、しばしば「おなかのかぜ」と言われる。

 小児では、なにも薬を飲まずに来院するかぜの患者が多い。一方、成人では、とりあえず残っていた薬や市販のかぜ薬を飲んでみてから来る患者が多い。かぜ薬はテレビCMでおなじみの総合感冒薬だったり、漢方薬の定番の葛根湯だったりする。そして1〜2日飲んでも良くならないと市販薬は効かないとなる。

 そもそも、咳が出たから葛根湯を飲むことや、胃腸炎に総合感冒薬を飲むことなど、薬の選択が違っている。葛根湯はかぜの初期の熱が出ているときに体を温めて治癒を促す薬であって、咳止めでない。総合感冒薬は上気道の炎症に対する薬で、胃腸薬ではない。症状に合ったものを飲めば効果は出るはずだ。

 一方、危険なのは残っていた抗生剤や抗ウイルス剤を飲むことだ。高熱なのでインフルエンザに違いないと自己判断してタミフルの残りを飲んだ方がいたが、とても驚いた。医師の処方箋が必要な抗生剤や抗ウイルス剤は素人判断で使うものではない。常備しておくのなら、解熱剤、咳止め、胃腸薬などに限るべきである。

 一言でかぜといっても症状は多彩であり、個人差も大きい。成人の場合、市販薬を飲むことは構わないが、薬剤師に相談するなど症状に合ったものを服用してほしい。症状が強くて抗生剤が必要なら、医師の診察を受けて、最適な薬を処方してもらうべきだ。

2010年12月1日


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