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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
子宮頸がん・ヒブ・肺炎球菌:公費接種化の期待と不安

 平成22年度の国の補正予算が11月26日に成立し、その中に盛り込まれていた子宮頸がん、ヒブ、肺炎球菌のワクチン接種の助成が決まった。国と市町村が半分ずつ負担し、公費接種が実現する。ただし、これらのワクチンは定期接種ではなく、あくまで臨時特例であって、期限は平成23年度末までである。国の予算は成立しても、市町村では予算化できていないので、秦野市の場合は平成23年4月からの実施を目指しているとのことである。

 いずれも発売から1〜2年の新しいワクチンなので、このような早い公費接種の実現はうれしい誤算である。ワクチンの値段が高く、しかも複数回の接種が標準なので、あきらめている保護者が多かった。公費化により、接種者は一気に増えるはずだ。子宮頸がんとヒブや肺炎球菌による髄膜炎の大幅な減少が期待される。

 一方でこの制度の課題もある。ひとつは、平成23年度末(平成24年3月)までの時限的な制度である点だ。まさか子どもの健康にかかわる事業を1年だけで中止するはずはないと思うが、エコポイントのように予算規模の縮小でワクチンや接種対象が絞られるかもしれない。もうひとつは、ワクチン供給の問題だ。例えば、発売当初のヒブワクチンは生産量が少なくて1診療所3人の制限だったのが、昨年10月からようやく制限がなくなったばかりという状況だ。いずれのワクチンでも接種待ちが多くなるだろうから、4月からの急激な需要増加に対応できるか心配である。

 医師も保護者も特に0歳と1歳のワクチン接種のスケジュールを理解しなければならない。ヒブと肺炎球菌の接種回数と時期が、初回接種時の月齢年齢によって微妙に異なるうえ、3種混合(DPT)が絡んでくる。子宮頸がんワクチンは内科医にもお願いできるが、面倒なヒブと肺炎球菌の接種は小児科医の頑張りどころである。今回の公費接種がしっかり出来れば、定期接種化への道筋が見えてくるだろう。

  注)公費接種の対象年齢   子宮頸がんワクチン:中学1年〜高校1年の女
                     ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン:2か月から5歳未満の乳児

2011年1月1日


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