神奈川県秦野市の関野小児科内科クリニックです。秦野駅南口より徒歩5分。

【携帯サイト】携帯の方はこちら
神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
トップページ
お知らせ
診療案内
院長紹介
院長コラム
ミニ知識
交通アクセス
リンク
更新履歴

関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
インフルエンザワクチンの低い発症予防効果

 この冬もインフルエンザの流行が始まり、学校や幼稚園でも、家庭内でも感染が拡大している。ワクチンを接種したのに子どもがインフルエンザにかかってしまったという保護者もかなりいる。手間と時間とお金をかけてワクチンを受けただけにがっかりするのは当然だろう。ワクチンが増量されただけに、期待の上乗せがあったのかもしれない。

 そもそもインフルエンザワクチンの小児での発症予防効果は30%前後といわれている。麻疹ワクチンの発症予防効果95%と比べるとかなり低いので、有効という実感は得られにくい。しかも、インフルエンザワクチンは、過去に自然に感染して一度できた免疫を高める力は十分であるが、感染したことのない者に基礎免疫を作る力は十分でない。そのため、乳幼児に対する効果は低めである。

 また、インフルエンザワクチンは肺炎などの重症化を防ぐといわれている。確かに成人ではそのようなデータはあるが、小児の重症化阻止効果のデータはないようである。しかしながら、感染症では予防に勝る治療はないといわれる。インフルエンザワクチンの効果を保護者にしっかり説明したうえで、接種を続けることが必要だろう。

 だからこそ、より効果の高いワクチンを望みたい。欧米では免疫増強剤を添加して、抗体を作りやすくしたインフルエンザワクチンが使われている。新型インフルエンザ騒動の時に緊急輸入されたが、誰もが国産ワクチンを希望したために全く使われなかったものがそのタイプである。現在公費で接種されている子宮頸がんワクチンも肺炎球菌ワクチンも外国産で、免疫増強剤添加である。これからワクチンは世界標準に合わせていかなければならないのだろう。

2012年2月1日


↑院長コラムトップ】 【←back】 【next→