神奈川県秦野市の関野小児科内科クリニックです。秦野駅南口より徒歩5分。

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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
インフルエンザの新しい出席停止基準

 土曜日の午後に発熱して夜に休日夜間診療所を受診したところ、インフルエンザの診断でタミフルを処方された小学生。日曜日の朝には解熱したので、月曜日の夕方に治癒証明書を希望して当院を受診した。解熱後2日たてば治癒となるので早く学校へ行かせたいと保護者はいう。果たして出席してよいといえるのだろうか。

 学校保健安全法は、学校での感染症予防のため、感染している児童生徒の出席を校長が停止できるとされている。その種類と期間は学校保健安全法の施行規則で決められており、現行ではインフルエンザの出席停止期間の基準は「解熱後2日」である。したがって、早すぎると思うが、基準どおりならこの小学生は登校可能となる。

 そもそもこの基準は、インフルエンザの診断キットも、タミフルやリレンザといった抗インフルエンザ薬もなかった時に作られたものである。これらの薬を使わない場合には熱が3〜4日続くので、解熱後2日は感染予防の点から適切である。

 ところが、新型インフルエンザの大流行以降、インフルエンザと診断されると抗インフルエンザ薬を使うのが当たり前になった。薬で解熱は早くなったが、5日程度は鼻やのどにはウイルスが残っているため、解熱のみの基準では感染拡大を予防できない可能性がある。

 ようやく文部科学省はインフルエンザの出席停止基準を「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は解熱後3日)」に変更し、4月から施行すると発表した。この基準ならば冒頭の小学生はまだ出席可能にならない。治癒証明書を出しながら、一方で治療薬のタミフルやリレンザは続けるように指示するという矛盾な対応はしなくてすむ。来シーズンからはこの基準でしっかりと対応していきたい。

2012年3月1日


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