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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
B型肝炎ワクチンのすすめ

 最近B型肝炎ワクチン(HBワクチン)についての問い合わせや接種が少しずつ増えてきた。わが子には任意接種も含めて、予防接種をしっかり受けさせたいという親がやや多くなってきたように感じる。日本小児科学会の推奨する予防接種スケジュールなども影響しているだろう。

 そもそも、日本でのHBワクチンの接種対象は、B型肝炎ウイルス(HBウイルス)に持続感染している母親から生まれた子どもだけである。子どもに免疫グロブリンを注射してHBウイルスを中和すると同時に、HBワクチンを接種して免疫を作り、母親から子どもへの感染を予防する。その結果、持続感染となる子どもは10分の1以下になっている。

 一方で、父親が持続感染している場合に子どもへの家庭内感染が防止できない点や、保育所などで持続感染者からの感染がありうることが問題である。また、成人で性感染症として欧米型のB型肝炎が増加しているという問題がある。成人の場合多くは感染しても一過性の感染で治癒するとされていたが、この欧米型のウイルスの場合、10%くらいが持続感染となり、その結果他人に感染させてしまう可能性がある。

 すべての子どもに接種することをユニバーサルワクチネーションという。世界保健機関加盟国の90%以上の国がHBワクチンのユニバーサルワクチネーションを行なっており、日本の遅れが際立っている。HBワクチンは母子感染予防だけでなく、性感染予防、さらにはB型肝炎から起こる肝がん予防にもつながるワクチンである。HBワクチンは任意接種として乳児から成人まで受けられるので、今後は積極的に勧めていきたいと思う。

2012年11月1日


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