神奈川県秦野市の関野小児科内科クリニックです。秦野駅南口より徒歩5分。

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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
手足口病の流行

 今年の夏は、全国的に手足口病が流行している。国立感染症研究所によると、患者数が過去10年間で最も多かった2011年に次いで多いという。秦野市でも同様で、7月から保育園児を中心に手足口病の子どもが増加してきた。

 手足口病はいわゆる夏かぜのひとつで、口腔粘膜や手のひら、足の裏に水疱性の発疹が出るウイルス感染症である。コクサッキーウイルスA6、コクサッキーウイルスA16、エンテロウイルス71などが病原体で、年によって流行が異なる。患者の9割が5歳以下の乳幼児だ。発熱は約3割にみられるが、高熱にならないことがほとんどで、数日の経過で治るとされる。

 ところが、最近はこのような教科書的な記述とは一致しない、症状の強い患者も見られるようになった。熱が高かったり、水疱が大きかったり、数が多かったりするような例が増えている。一方で、手足の皮膚の異常はチェックしやすいので、保育園の保育士がごく小さな発疹を見つけては念のため医療機関の受診を勧める場合もある。確かに軽症の手足口病かもしれないが、経過を見ていくしか診断法はなく、有効な治療薬もないので、これは意味がないだろう。

 手足口病ではいつから登園できるかとよく質問されるが、実は出席停止期間はない。ウイルスは咽頭から1〜2週間、便からは3〜5週間も排出されるから、出席停止では流行を阻止できないからである。本人の全身状態が安定していれば登園可能とされるので、熱がなく、発疹が目立たず、食事ができれば大丈夫だ。手足口病の大部分は軽症だが、症状の強い方もいるので、油断せずに診療していきたい。

2015年8月1日


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