神奈川県秦野市の関野小児科内科クリニックです。秦野駅南口より徒歩5分。

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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
かぜと抗菌薬

 開業して22年目が過ぎたが、年間を通じてかぜの患者さんを数多く診察している。かぜとは咳、鼻水、のどの痛みなど様々な症状があるウイルス性上気道感染症である。かぜの原因となるウイルスは200種類以上あり、小児なら年12回、成人なら年2〜4回かかるといわれている。少子化にもかかわらず、かぜで来院する子どもが減らないのは、乳児期から保育園に通園する子どもが増えたためかもしれない。

 かぜといっても、発疹が特徴的な手足口病や高熱と結膜炎が特徴的な咽頭結膜熱は夏に流行し、「夏かぜ」と呼ばれている。また、上気道感染症でないのだが、冬に多い嘔吐や下痢症状がみられるウイルス性胃腸炎は、「おなかのかぜ」とか「胃腸かぜ」といわれている。一方で、流行性感冒といわれるインフルエンザは診断と治療が確立しており、かぜには含めない。

 かぜの治療は、原因ウイルスに直接効く薬がなく、抗菌薬も無効なので、対症療法となる。発熱には解熱剤、咳には咳止め、鼻水には抗ヒスタミン剤を使うことになる。総合感冒薬にはこの3種の薬剤が含まれているので、かぜであれば広く浅い効果はあるだろう。しかし、熱がない時でも解熱剤を飲むことになるため、小児ではお勧めできない。

 抗菌薬が必要になるのは、かぜのように見えても細菌感染症の場合と、かぜがこじれて中耳炎、気管支炎、肺炎など細菌感染症を合併した場合である。開業したてのころは、とりあえず、念のために、かぜの患者さんに抗菌薬を処方することが時々あった。これからは、ベテラン開業医として、本当に抗菌薬が必要な患者さんかどうか、年齢、症状、身体所見を見て的確に判断していきたいと思う。

2015年9月1日


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