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神奈川県秦野市 関野小児科内科クリニック TEL 0463-84-2580 秦野駅南口徒歩5分
 
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関野小児科内科クリニック
診療科目:小児科、内科
神奈川県秦野市尾尻942-9
TEL 0463-84-2580

午前 9:00〜12:00
午後 2:30〜 6:00
※土曜午後2:00〜4:00
休診日:木、日、祝日

  院長コラム
いわゆる知恵熱について

 おばあちゃんが発熱した乳児の孫を連れてきたときに時々こう聞いてくる。「先生、この熱は知恵熱でしょうか。」母親が乳児を連れてきた場合は、かぜかどうか質問されることがほとんどだ。ひと昔前までは乳児の発熱で知恵熱という用語がよく使われたのだろう。

 知恵熱は実は医学用語ではない。当然ながら、手元にある医学事典、小児科の教科書、小児科の医学雑誌を調べたが知恵熱に関する記載は全くなかった。しかし、インターネットで検索するといくつかヒットした。小児科医の帆足英一先生が書かれた日本大百科全書の中の知恵熱の説明はわかりやすかったので要約する。

 知恵熱は、生後6か月前後の乳児にみられる原因不明の発熱で、最近は発熱の原因が明らかになることが多く、この用語は用いられなくなっている。生後6か月前後の乳児は、知的な発達が目覚ましく、同時に発熱しやすくなる時期でもあるため、知能発達に伴う発熱として、昔から知恵熱と称されてきた。母子免疫の低下に伴う感染症を生じやすくなる時期で、発熱の原因も咽頭炎や感冒などによることが多い。

 乳児の初めての熱について調べた論文(外来小児科雑誌2008年)では、52%が上気道炎、25%が突発性発疹、その他RSウイルス感染症、胃腸炎、気管支炎、中耳炎、尿路感染症、ヘルパンギーナ、インフルエンザなどであった。乳児の発熱の原因には、細菌やウイルスの感染症が圧倒的に多いことがわかるだろう。小児科医の役割はきちんと診断して、適切な治療を行うことである。乳児が発熱した場合、小児科医の診察を受けることが望ましい。

2015年11月1日


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