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ミニ知識

No.179 腸管出血性大腸菌感染症

 大腸菌は健康な人の腸内に存在し、病気を起こしません。しかし腸炎の原因となる大腸菌があり、病原性大腸菌といわれています。その中にベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌があります。代表がO157(オーイチゴーナナ)で、ほかにO26O111も知られています。

 腸管出血性大腸菌は家畜の腸にいる大腸菌で、食中毒の原因として知られ、100個程度の少量の菌でも発症するほど強い感染力を持っています。大腸で増殖する際にベロ毒素を産生するため、初めは水様の下痢ですが、激しい腹痛を繰り返し、真っ赤な血便となります。一部の患者は重症になり、溶血性尿毒症症候群(急性腎不全、溶血性貧血、血小板減少症)や急性脳症 (意識障害)を合併します。重症化しやすいのは、小児や高齢者ですが、一方で全く症状がない人もいます。

 治療は下痢に対しては水分補給や整腸剤の投与で、下痢止めは使用しません。抗菌薬は症状を悪化させることがあり、慎重に使うことになっています。一般的な予防はしっかり手洗いすることと、食品の加熱を十分行うことです。

2017年9月2日

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