1.離乳
母乳や人工乳だけとっていた赤ちゃんに、なめらかにすりつぶした状態の食物を与え始め、次第に固さ、量、種類を増やしていくことを離乳といいます。5~6か月ころから開始します。
離乳の完了とは、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または人工乳以外の食物から摂れるようになった状態をいいます。その時期は生後12~18か月ころです。母乳または人工乳を飲んでいてもかまいません。
2.断乳と卒乳
断乳という言葉は母親の意思で母乳を断つという意味で、平成14年4月の母子手帳から削除されました。
代わって、母親だけでなく赤ちゃんの意思を尊重した卒乳という言葉になりました。すなわち、赤ちゃんが自然に母乳を欲しがらなくなったら母乳をやめましょうということです。卒乳が2~3歳の赤ちゃんもいます。ただし、赤ちゃんの成長には栄養が必要なので、母乳とは別にしっかり食事を与えましょう。
2016年10月25日