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院長コラム

誤飲事故を防ごう

 自分で動けるようになった乳幼児は好奇心が旺盛だ。6か月ころからは手の届く身近なものを何でも口に入れるようになる。1歳になると周囲への関心興味が高まり、親や家族の行動を見てまねるようになる。いくつかの条件が重なってしまうと、誤飲という事故につながるのである。

 神奈川県医師会中毒情報相談室の平成26年度のデータによると、年齢別内訳では、2歳未満が圧倒的に多く、1歳から2歳未満が36%、1歳未満が24%であった。また、誤飲したものは、医薬品24%、化粧品11%、タバコ10%、洗剤7%という結果であった。

 先日、高血圧の治療薬を飲んだという幼児が突然連れてこられた。その時は院長が健診で不在だったため、スタッフの判断で、近くの病院の小児科に直ちに向かってもらった。医薬品の誤飲では、血圧降下剤のほか、血糖降下剤や精神神経の薬で重い中毒症状の危険が高いといわれている。高齢者が飲みやすいように口の中で溶ける錠剤も多くなっており、注意が必要だ。

 また、昨年は7か月児がジェルボール型洗剤1個を食べて嘔吐や呼吸困難を起こし、入院が必要であったという報告があった(日本小児科学会誌平成27年10月)。ジェルボール型洗剤は子どもの口に入る大きさで、洗剤成分が高濃度であることから、他の洗剤に比べて重症になりやすいと考えられる。日本では、2014年から販売され、10か月で152件の事故が報告されているが、危険性は消費者にはほとんど知られていない。

 子どもの誤飲事故は、子どもからほんの少し目を離しただけでも起こりうる。日頃から子どもの手の届くところには医薬品や家庭用品を放置することなく、誤飲の防止に努めてほしいと思う。

2016年5月22日

-院長コラム

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