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診療科目小児科・内科

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院長コラム

「青っぱな」を考える

 鼻水が出るため小児科を受診する子どもは少なくない。時々保護者から、「青っぱな」なのでかぜはもう治るのかとか、「青っぱな」が続いてかぜがこじれているのかといった質問を受ける。「青っぱな」とは、漢字で書くと「青っ洟」であり、黄緑色の鼻水のことである。白血球が多いために黄緑色になったもので、医学用語でいうと膿性鼻汁(のうせいびじゅう)である。

 かぜはウイルス性上気道感染症で、鼻水から始まることが多い。鼻水は、侵入してきたウイルスなどを外に排除しようとする生理的な防御反応である。初期は透明でサラサラした水のような鼻水(水様性鼻汁)だが、鼻粘膜には次第に白血球などの免疫細胞が集まってくる。黄色っぽい粘り気のある鼻水に変わる頃には、かぜは治っていく。

 一方、乳幼児では鼻の構造上、鼻の炎症が副鼻腔に広がりやすい。副鼻腔にたまった分泌物は次第に粘っこくなって、鼻水として前に流れたり、のどに回ったりする。副鼻腔に細菌感染が起こると白血球が多く集まるため、鼻水はどろっとした黄緑色になる。この場合は、かぜがこじれて細菌性副鼻腔炎になったと考える。

 結局、「青っぱな」といっても黄色っぽい鼻水から濃い黄緑色の鼻水までその程度はさまざまである。かぜの治りかけの場合も、副鼻腔炎を起こしている場合もあるということだ。昔は「青っぱな」をたらした子どもが多かったといわれるが、現在では副鼻腔炎の治療が進んで少なくなっている。個人的には膿性鼻汁になった場合は抗菌剤を使うのがよいと思うので、副鼻腔炎が心配な方は、必ず耳鼻科で診察を受けてほしい。

2016年2月20日

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