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診療科目小児科・内科

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ミニ知識

No.176 下剤の種類と使い方

 下剤は便秘の治療薬で、次に2種類が代表的です。

 1.浸透圧性下剤
 浸透圧を利用して大腸内に水分を集め、便を柔らかくし、排便を促します。糖類下剤は腸から吸収されない糖で、甘いために乳児の便秘に使われますが、効果が不安定です(マルツエキス、モニラックなど)。塩類下剤では、酸化マグネシウムが最も多く使われています。やや飲みにくいものの、効果が確実で、安全性が高く、くせになりにくいため、幼児や学童で最もよく使われています。

 2. 刺激性下剤
 大腸を刺激し、動きを活発にします。ラキソベロン液は1日1回、年齢に応じた量を水などに滴下して飲む薬です。無味無臭で混ぜて飲みやすく、量を調整可能で、乳幼児から使用されています。一方、プルゼニド錠は学童から成人で使われます。

 3.下剤の使い方
 通常は、浸透圧性下剤で治療を開始します。効き方に個人差があるので、飲み始めに量の調整が必要です。効果を高めるために、薬を飲むときに十分な水分を取りましょう。よい結果が得られない場合には刺激性下剤に切り替えます。便秘がよくなってもすぐに中止せずに、半年から2年くらい続けるのが大切です。

2017年4月2日

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