1歳6か月は単語が出始めて、言語的コミュニケーションが芽生える時期です。そのため1歳6か月児健診時には、「ママ、ブーブーなど意味のあることばをいくつ話しますか」という質問があります。
平岩幹男先生の調査によると、男子では約80%、女子では約93%が5語以上の意味のある単語(有意語)を話していました。実際の有意語は下の表のとおりで、「ワンワン」「パパ」「ママ」が上位3語で、男女差はありませんでした。最近では「アンパンマン」もよく話されるとのことです。
言葉の発達は、育つ環境や個性によって幅が大きいのですが、有意語が1語以下の場合、注意をして経過を見ていく必要があります。また、言葉はまねておぼえるので、親がはっきりした声でゆっくりと話すとよいでしょう。
1 | ワンワン | 477人 | 59.5% |
2 | パパ | 444人 | 55.4% |
3 | ママ | 436人 | 54.4% |
4 | バイバイ | 302人 | 37.5% |
5 | マンマ | 297人 | 37.0% |
6 | ブーブー | 226人 | 28.2% |
7 | ニャンニャン | 194人 | 24.2% |
8 | ネンネ | 167人 | 20.8% |
9 | イタイ | 146人 | 18.2% |
10 | チョウダイ | 76人 | 9.5% |
2019年4月4日