吃音(きつおん)とは、話しことばが詰まってスムーズに話せないことをいいます。原因はわかっていません。2~3歳ころから発症することが多く、男子が女子の3倍多いといわれています。
症状としては、同じ音を繰り返す場合(例:「ぼ、ぼ、ぼくは」)、通常と違うところで音が引き延ばされる場合(例:「ぼーくは」)、言葉の始まりが詰まって出なくなる場合(例:「・・・ぼくは」)があります。吃音が出やすい音があることが特徴です。よくなったり悪くなったり変動があります。
子どもはあまり気づいていないので、まわりの人が注意したり、言い直しさせたりしないことが大切です。本人がゆっくり話せるように、まわりの人もゆっくり話すことを心がけましょう。
成長とともに吃音が自然になくなることがありますが、成人まで治らないこともあります。専門医療機関では、心理療法や言語療法などがおこなわれます。
2016年8月23日