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ミニ知識

No.188 手足口病

 手足口病は、口の中、手、足に水疱性発疹が現れるウイルス感染症で、毎年初夏から秋にかけて流行します。4歳位までの乳幼児に多く、学童以上ではすでに感染を受けているために少ないです。

 原因ウイルスとしてはコクサッキーウイルスA16、コクサッキーウイルスA6、エンテロウイルス71が代表的です。感染経路は飛沫感染のほかに、腸で増えたウイルスが数週間は便に出るために便を介した感染もあります。潜伏期3-6日です。

 通常の手足口病は、発熱が軽度で、口腔粘膜、手、足に水疱性発疹がみられ、時に肘、膝、おしりにも発疹が現れ、3-7日でかさぶたを作らずに治ります。ところが、今年の手足口病の多くは、熱が高く、ヘルパンギーナ様の口内炎があり、発疹はおしりから足にかけて多く出現し、水疱がやや大きいなど、通常の手足口病とは異なります。これはコクサッキーウイルスA6による手足口病の特徴です。

 手足口病に対する特別な治療方法はありません。全身の状態がよければ登園登校できます。

2019年8月1日

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