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院長コラム

新型コロナウイルス変異株が心配

 子どもの新型コロナウイルス感染症COVID-19にはいくつか特徴がある。まず、子どもはCOVID-19に罹りにくい。本年4月のデータでも10歳未満及び10代の陽性者数は他の年代に比べて低くなっている。しかも、子どもは重症化しにくい。10歳未満及び10代では重症者は少なく、死亡例はない。

 子どもの主な感染経路は家族、特に親からの感染である。文部科学省によれば家庭内感染が小学生の78%、中学生の64%であり、学校内感染は小学生の5%、中学生の7%であった。また、家庭内であっても大人と比べて子どもは感染しにくいという報告がある(二次感染率:成人28.3%、小児16.8%)。そのうえ、小児では年齢が低いほど感染率は低い。

 さらに、学校や幼稚園、保育園でのクラスターは多くない。昨年実施された一斉学校閉鎖は感染拡大防止には有効ではないことから、その後の緊急事態宣言下でも一斉の学校閉鎖は行われていない。確かに、学校閉鎖はインフルエンザの流行に対しては有効とされている。インフルエンザは15歳未満が感染の中心で、子どもが感染を広げているからだ。しかし、COVID-19では大人が感染の中心で、子どもが感染を広げているわけではない。

 心配なのが、感染が拡大しているイギリス型変異株(N501Y)である。文部科学省の資料では、変異株は従来株よりどの年齢であっても感染しやすい可能性があり、大人と比較して特に子どもが感染しやすいという証拠は現時点ではないとのことである。しかし変異株の本当の姿はまだわからない。大切なことは、変異株でも従来株でも、感染から子どもを守るためには、大人の感染予防が最も有効な手段であることだ。

2021年5月8日

-院長コラム

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