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No.194 夜尿症の薬物治療
2021/8/16
夜尿症とは「5歳以降で、1か月に1回以上の夜尿が3か月以上続くもの」です。原因としては、①夜間多尿、②膀胱容量が少ない、③睡眠中に覚醒しにくいなどです。 一般的に夜尿症患者は、5~6歳で約20%、小学 ...
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No.193 臍(さい)ヘルニアの圧迫療法
2021/5/8
へその緒が取れた後に根元が閉じないと、腹圧で押出された腸によってへそが飛び出した状態になります。これが臍ヘルニア、いわゆる「でべそ」です。新生児10人に約1人にみられます。 臍ヘルニアは柔らかく、 ...
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No.192 保湿剤
2020/11/15
皮膚に潤いを与える皮膚外用薬を保湿剤といい、作用の違いから2つに分けられます。 エモリエントは油脂性の外用薬で、その代表はワセリンです。ワセリンは皮膚の表面を覆うことにより、水分の蒸発を防ぎ、皮膚 ...
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No.191 アレルゲンコンポーネント特異的IgE抗体検査
2020/7/3
食物アレルギーの原因(アレルゲン)を調べるために、食物特異的IgE抗体検査を行います。食物から抽出された様々なタンパク質全体に対する特異的IgE抗体の測定です。 一方、特異的IgE抗体が結合する個 ...
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No.190 溶連菌の反復感染
2020/4/13
A群溶血性レンサ球菌性咽頭炎(一般には溶連菌感染症といわれる)は、小児の急性咽頭炎の15~30%、成人では5~10%といわれ、学童期に多く見られます。 症状はのどの痛み、発熱、頸部のリンパ節のはれ ...
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No.189 けいれんと間違えやすい運動
2020/1/5
けいれんとは、ひきつけと同じことで、全身あるいは一部の筋肉に起こる収縮です。手足が硬くつっぱったり、ガクガクしたりします。原因は中枢神経の異常な興奮が、発作的に起きることによります。通常、意識がなく ...
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No.188 手足口病
2019/8/1
手足口病は、口の中、手、足に水疱性発疹が現れるウイルス感染症で、毎年初夏から秋にかけて流行します。4歳位までの乳幼児に多く、学童以上ではすでに感染を受けているために少ないです。 原因ウイルスとして ...
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No.187 言葉の発達(1歳6か月)
2019/4/4
1歳6か月は単語が出始めて、言語的コミュニケーションが芽生える時期です。そのため1歳6か月児健診時には、「ママ、ブーブーなど意味のあることばをいくつ話しますか」という質問があります。 平岩幹男先生 ...
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No.186 3か月未満の乳児の発熱
2019/1/1
発熱は子どもが外来を受診する時の最も多い訴えです。そもそも発熱は、病原体に対する体の防御反応のひとつで、悪いものではありません。また、熱の高さと病気の重症度とは関係ありません。一方で、解熱剤を使って ...
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No.185 思春期遅発症
2018/9/4
思春期には二次性徴の出現が見られますが、その時期には個人差があります。男子では精巣が大きくなりはじめ、その後陰毛が見られます。女子では乳房のふくらみから始まり、陰毛が見られるようになり、初経へと進行 ...