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乳児の鼻づまり
2017/1/5
寒い季節になり、生後1か月ころの乳児の鼻づまりを心配して来院する親子が時々いる。鼻がつまって、眠っているときに苦しそうだったり、母乳を飲みづらそうだったりしているからだ。かぜをひかせてしまったので、 ...
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大きく変わった夜尿症治療
2016/12/1
おねしょと夜尿症はどう違うのだろうか。おねしょは睡眠中に尿を漏らしてしまうことをいい、年齢が上がると自然に減ってくる。5歳の時点では15%の子どもにおねしょが認められる。そこで、「5歳以降で、月に1 ...
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発熱を考える
2016/10/25
当院のような小児科と内科のクリニックでは、患者の最も多い訴えは発熱である。発熱ははっきりと数字で表されるため、保護者や患者にとって気になるのだろう。しかも特に乳幼児の場合は熱を出しやすく、高熱になり ...
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麻しん発生と予防接種
2016/9/24
国内由来の麻しんウイルス感染が3年間発生しなかったことから、2015年3月、日本はWHOから麻しん排除状態であると認定された。2007~2008年には10~20歳代を中心とする麻しんの大流行があった ...
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富士山登頂と高山病
2016/8/23
妻と富士山に登る計画をたてた。妻は若いころ富士山登頂の経験があり、日本人なら一生に一度は富士山に登るべきという。そこで初心者対応の、少人数制の富士登山ツアーに申し込んだ。次いで、登山用具専門店で必要 ...
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母乳と食物アレルギーの予防
2016/7/24
母親にとって、子どものアレルギーは大きな関心事である。第一子がアレルギー疾患を持っている場合や、母親のアレルギー体質が強い場合には、特に不安が強いようだ。生まれてくる子どものアレルギーを心配して、妊 ...
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年齢の数え方
2016/6/23
このところ麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種で来院する子どもが増えている。来年4月に小学校へ入学する子どもの保護者あてに、MRワクチンの2期の接種を勧めるはがきが一斉に発送されたからであ ...
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誤飲事故を防ごう
2016/5/22
自分で動けるようになった乳幼児は好奇心が旺盛だ。6か月ころからは手の届く身近なものを何でも口に入れるようになる。1歳になると周囲への関心興味が高まり、親や家族の行動を見てまねるようになる。いくつかの ...
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一期一会(いちごいちえ)
2016/4/20
当クリニックでは、3年前から東海大学や神奈川病院の研修医の受け入れを行っている。今の研修制度は医師免許取得後2年間に内科、救急などの複数の科を順番に回るシステムである。その中の必須科目に地域医療があ ...
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日本脳炎ワクチン早期接種の勧め
2016/3/20
今、蚊に刺されることによって感染する感染症が注目を集めている。ジカ熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介するウイルス感染症で、中南米で流行し、胎児の小頭症との関連が疑われている。一昨年の夏に国内 ...