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No.186 3か月未満の乳児の発熱
2019/1/1
発熱は子どもが外来を受診する時の最も多い訴えです。そもそも発熱は、病原体に対する体の防御反応のひとつで、悪いものではありません。また、熱の高さと病気の重症度とは関係ありません。一方で、解熱剤を使って ...
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グーグル先生
2019/1/1
子どもに気になる症状があれば、インターネットで検索してから小児科を受診する親が増えている。スマートフォンにキーワードを入力して検索すれば、直ちにキーワードに関する情報が手に入る。このサイト検索の王者 ...
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No.185 思春期遅発症
2018/9/4
思春期には二次性徴の出現が見られますが、その時期には個人差があります。男子では精巣が大きくなりはじめ、その後陰毛が見られます。女子では乳房のふくらみから始まり、陰毛が見られるようになり、初経へと進行 ...
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おたふくかぜワクチンで難聴予防
2018/9/4
今年度はおたふくかぜワクチンの接種希望者が増えている。ご存じのとおりおたふくかぜワクチンは定期接種でなく、希望者が受ける任意接種で、自己負担金が必要である。接種は1歳以上であれば可能で、しっかりと免 ...
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麻疹風疹混合ワクチンが足りない
2018/6/10
今年3月、ひとりの台湾の観光客から沖縄で麻疹の流行が始まった。感染力が強く、かつ、麻疹に対するワクチンの接種率が低かったことから、4月には感染者が急増した。沖縄では感染拡大を防ぐために、通常は接種し ...
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No.184 小児のピロリ菌感染症
2018/6/10
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃の粘膜に住み着く細菌で、萎縮性胃炎、胃十二指腸潰瘍、胃がんなどを引き起こすことで知られています。 ピロリ菌は免疫の弱い5歳未満、多くが2歳までに感染し、除菌さ ...
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今シーズンのインフルエンザを振り返る
2018/3/18
気温が上昇してスギ花粉症の患者が急増してきた途端に、インフルエンザの患者が減ってきた。ようやく終わりに近づいた今シーズンのインフルエンザだが、例年とは二つの点で大きく異なっていた。ひとつは流行開始時 ...
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No.183 ラテックス・フルーツ症候群
2018/3/18
B型肝炎の予防接種予診票に「ラテックス過敏症ですか」という質問項目があります。B型肝炎ワクチンにはビームゲン(化血研製)とヘプタバックス(MSD社製)がありますが、ヘプタバックスのゴム栓には乾燥天然 ...
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細菌性髄膜炎の激減と予防接種
2018/1/15
細菌性髄膜炎は、かつて小児科医の間で恐れられていた感染症だった。主な原因菌はヘモフィルス・インフルエンザ菌b型(Hib、ヒブ)と肺炎球菌。乳児期に多く、発熱、けいれん、意識障害、嘔吐などが症状である ...
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No.182 乳糖不耐症
2018/1/15
乳児がウイルスによる急性胃腸炎にかかったあとに、1~2週間以上、下痢が長引くことがあります。腸の炎症によって乳糖分解酵素が減少したために、母乳やミルクに含まれる乳糖を分解できず、乳糖が水を引き寄せて ...